2017.01.06

マグロ解体ショーをエンタメにした大間のMC列伝!

この世の中には「マグロ解体師」という資格があって、その専門学校まであるらしいね。

今ごろ知りました。不覚だったぢゃ。

一方、わが町・大間のマグロ解体ショーは、2001年にスタート。
毎年毎年、お客さんを楽しませるために試行錯誤を重ねながら、
地エンターテイメントとして独自の進化を遂げてきた。

←2001年、初めての解体。まだショーではない。

全国のマグロ解体ショー人気に火を付けたのが、むしろ大間のマグロであり、
大間のマグロ解体ショーであったに違いなーーい!

と、わいは確信しております。

さて、その大間の解体ショーは、解体師とMCが一体となって展開される。
つまり、傘を回す人と「いつもより多く回しております~!」としゃべるだけの人との
絶妙な合わせ技で繰り広げられる。

とりわけ大間は、このしゃべるだけの人の層が厚い!
今日は、大間のマグロ解体ショーをエンタメへと進化させてきたMC軍団を、
一挙にご紹介いたします。

◎初代MC:ゆんぢ

2001年の超マグロ祭り立ち上げから関わり、MC道を切り拓いた男。
カマのセリで会場を湧かせたが、今はもう足を洗ってしまったので、幻のMCに。
テントで解体ショーをやって、保健所に怒られた黎明期。

◎ワダさん


MCゆんぢを引き継ぐ形で、毎年の超マグロ祭りを盛り上げてきた。
マイク一本で、ぎっしり詰まったお客さんを笑いの渦に。

◎ヤマザキさん


9月10月と毎週日曜日に実施される「日曜日はマグロだDAY!」。
浜まぢの有志によって解体ショーが行われるが、そのスマートな前説で、お客さんをあっためる。

◎MCナリー


大間のMC界の頂点に君臨している男、MCナリー。かつて大間のマグロ解体ショーが
浅草に出没した時、某広告代理店・D通のクリエーターに、
「あのMCのあっため力が、すごい!」と絶賛された。
その時からさらに10年は、やり続けている。
同じネタを何度聞いても笑ってしまう。もはや落語の域に達しているのかも知れん。
魚屋に見せといて、実はパン屋というのが、鉄板のオチ。

←これが、真の姿。マグロバーガーつぐってるー。
◎MCチョーチョー


ここぞという場面でマイクを握るのはこの人なので、いぢおうMC軍団に入れておこう。
ウンチク系MC。魚屋と見せかけて、実は町長という。こちらも鉄板のオチ。

◎ニュータイプ:セーキ


この男が切り拓こうとしているのは、世界初のエア・マグロ解体ショー。
未知のジャンルなので、MCではくくれない。
今はまだ、酔っぱらったお客さんにしかマグロは見えていない。

さて、大間のマグロ解体ショーの奥深さが、ご理解いただけだべがな。
漁師だぢに負けないように、何年も何年も積み重ねてきた、地エンタメでございー!

*「リアル青森」からの再掲