2016.12.06
まちおこしゲリラの誕生秘話:おっちゃが教えてくれたもの
わいがふるさと大間にUターンしてきてから、もう20年近くになるな~。
都会にまみれきった状態のわいに、強烈パンチを食らわしたのは
「マルタマルのおっちゃ」の癒し顔。
いっつもいっつも、自分の採ったサガナを配給してくれる漁師のジジ。
ニッと笑うと、こりゃもうたまらん絶世の歯っかげ笑顔。
「マルタマル」は屋号で、お兄さんちは「カネタマル」。
おっちゃの生きざまや癒しパワーにびんびんに触発され、
こりゃもう大間の暮らしを世に発信せずにはおれん!と思い立ち、
「ひみつの本州最北端」というホームページを立ち上げました。
それがわいを、まちおこしゲリラとして覚醒させていくことになるのです。
あ?おっちゃの顔、見たいってが?
見たいよの。しかだねーなー。
「ひみつの本州最北端」自体は、ヒューマンエラーでデータを消してしまったので、
今は存在しない幻となっちまいました。
が、そのトップページを再現したのが、これだ!
どーよ!
おっちゃも歯っかげだけども、どうも漁師には歯が欠げだ人が多い。
おっかねー顔してる漁師なのに、ニッと笑うと脱力させられることが、ままある。
なぜか、わがるべがな。
ガラス箱(箱メガネとも言う)という漁の道具を、手に持つんじゃなくて、
口でガッチリくわえてウニ採ったりするので、くわえる所の「歯が欠げるんだい」と、
おっちゃは言っていた。
漁師町ならではの癒し顔パワーですな。
マルタマルのおっちゃも、そのお兄さんのカネタマルのおっちゃも、
今ではもうあの世に逝ってしまったけれど、
大事なことを忘れないように、わいはいっつもいっつもこの笑顔を眺めてる。
(リアル青森の再掲)