2017.03.12

ウニ丼まつりの正式なお作法、知っちょるかー

大間の春は、「ノナカゴ」が連れてくるー。

って、ノナカゴわがる?わがねべな~。
「ノナ」ってのは、キタムラサキウニのこと。アイヌの言葉らしい。
だから、函館周辺の人だぢも、ウニのことを「ノナ」としゃんべります。

で、「ノナカゴ」ってのは、大間のウニ漁のこと。
刺して採ったり潜って採ったりするのではなく、カゴに餌付けでおびき寄せて採る。
そのノナカゴ漁がスタートして、同時に大間んぞくの「うに丼祭り」もスタートしました。
毎週土日がうに丼祭り。うに丼に味噌汁ついて、たたこの1000円なりという、このミラクル!

今回は、うに丼祭りでうに丼を注文する時のお作法を、教えます。

うに丼まつりで注文する時には、右手を高らかに上げて、おねいさんに
しっかりわきの下のウニをアピールしながら注文してください。

「うに丼まつりのウニ丼ひとっつ!」

うに丼が運ばれてくるのを、るーらるーらと待って、運ばれてきたら、
おごそかな気持ちでふたを開ける。

「やったー!!!」

「すーごーいー!」とか「しあわせー!」とかでもだいじょんぶ。
とにかく、目の前に1000円のウニ丼がある喜びを声に出してみよう。
連れがいたら、記念の写真を撮ってもらおう。
ほれ、このように。

あとはもう、一気に喰らうがよい!
この作法を、3回ぐらいは繰り返してもよい。
3回繰り返しても、驚きの3000円なのだから。

大間んぞくのご主人が、ノナカゴがどういう構造になってるか、
書いて教えてくれた。
「ノナカゴの船は、何時頃に出ますかい?」
「4時30分ぐらいだべ」
出漁の様子を見ようかと思って聞いたが、一瞬のうちに諦めました。ちーん。